2006.11.20
数ヶ月前から OracleDB の構築には苦労してきましたが、
中でも、最も厄介なのがOracle Enterprise Manager(EM)の環境設定、
即ち、DBConsole プロセスの環境設定と起動です。
環境:Windows 2003 Server or XP
Oracle 10g Release 2
この EM、IE ベースで OracleDB の設定から中身のデータまで、
SQL コマンドを投げることなく視覚的に操作することの出来る
それはそれは簡易で便利なツールです。
Oracle 社謹製の SI Object Browserみたいなものですね。
…個人的には SQL*PLUS の手軽さも捨て難いですが(^-^;)
それはそれとして、この EM を動かす為には、
Oracle DBConsole というプロセスが起動していなければいけません。
が、この DBConsole が超曲者です。
ホスト名を変えれば起動しない、IP アドレスを変えても起動しない、
しまいには、LAN ケーブルが抜けてたりしててもコケる困ったちゃんです。
特に、一旦おかしな設定で動いてしまったら、
最悪、Oracle から再インストールしなければ
まともに動かないというじゃじゃ馬ぶり。
以下、狂った DBConsole を何とか正常に戻せる(かもしれない)
復活の呪文を記そうと思います。
まず、DBConsole がまともに動いているかどうか確かめるには、
コマンドプロンプトから以下を叩きます。
>emctl status dbconsole
正常であれば、以下の様に出力されます。
Oracle Enterprise Manager 10g Database Control Release 10.1.0.2.0
Copyright (c) 1996, 2004 Oracle Corporation. All rights reserved.
http://hostname:5500/em/console/aboutApplication
Oracle Enterprise Manager 10g is running. ←※
-----------------------------------
Logs are generated in directory D:oracleproduct.1.0db_1/hostname_orcl/sysman/log
が、プロセスが起動していない場合、最終行(※)に
Oracle Enterprise Manager 10g is not running.
と出力されます。
起動していなかった場合、DBConsole を起動してみます。
コマンドは以下です。
>emctl start dbconsole
正常に起動する場合、以下の様に出力されます。
Oracle Enterprise Manager 10g Database Control Release 10.2.0.1.0
Copyright (c) 1996, 2005 Oracle Corporation. All rights reserved.
http://ホスト名:アドレス/em/console/aboutApplication
Starting Oracle Enterprise Manager 10g Database Control ...OracleDBConsoleorcl
サービスを開始します...................
OracleDBConsoleorcl サービスは正常に開始されました。
が、DBConsole の環境が狂っている場合、
サービスを開始します...................................................................................(延々終わらない…5分程度?)
OracleDBConsoleora101db サービスを開始できませんでした。
サービス固有のエラーが発生しました: 3
などと出力され、哀しい気分にさせられます。
上記のようになってしまうと、
OS の 管理ツール>サービス から OracleDBConsole を選んで起動しても、
延々「開始中」となるだけで、正常起動は望めない状態、
このままだと OS 起動時の負荷を上げ、エラーイベントを吐き出すのみという
単なるお荷物に成り下がります。
そこで、復活の呪文を試してみましょう。
コマンドプロンプトより、以下の様に入力します。
(リスナーが起動していること)
>set oracle_sid=XXXXX(SID)
>emca -deconfig dbcontrol db
(SIDを聞かれます→入力し、'y')
>emca -config dbcontrol db
(SID、リスナーのポート、SYSのパスワード等を聞かれます→入力し、'y')
暫くすれば、DBConsole は正常に起動する(している)筈です。
(emctl status dbconsole で見ると、deamon がどーとか出ますが、、、EM は使えます)
その後、
>emctl secure dbconsole
で DBConsole をセキュア化する等の再設定を行います。
(SYS と OS のパスワード、ホスト名等を聞かれます)
上記の、
emca -deconfig/-config dbcontrol db
のコマンドですが、DB Control の再構築を行うコマンド(らしい)です。
EM が使えなくて Oracle の再インストールを考えているなら、
上記の復活の呪文を試してみてもいいかもしれません。
猫目の場合、2台試して双方 DBConsole がまともに動く様になりました。
リポジトリの再構築(emca -config dbcontrol db -repos recreate)とかも
試してみたんですが、どうも DBControl だけの方が良いみたい。
なお、最後になりますが、呉々も自己責任でお願いします。
御利用は計画的に…。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
今日のエントリはある意味すごいかも。
…単に自分用のメモ、という話も(^-^;)。
中でも、最も厄介なのがOracle Enterprise Manager(EM)の環境設定、
即ち、DBConsole プロセスの環境設定と起動です。
環境:Windows 2003 Server or XP
Oracle 10g Release 2
この EM、IE ベースで OracleDB の設定から中身のデータまで、
SQL コマンドを投げることなく視覚的に操作することの出来る
それはそれは簡易で便利なツールです。
Oracle 社謹製の SI Object Browserみたいなものですね。
…個人的には SQL*PLUS の手軽さも捨て難いですが(^-^;)
それはそれとして、この EM を動かす為には、
Oracle DBConsole というプロセスが起動していなければいけません。
が、この DBConsole が超曲者です。
ホスト名を変えれば起動しない、IP アドレスを変えても起動しない、
しまいには、LAN ケーブルが抜けてたりしててもコケる困ったちゃんです。
特に、一旦おかしな設定で動いてしまったら、
最悪、Oracle から再インストールしなければ
まともに動かないというじゃじゃ馬ぶり。
以下、狂った DBConsole を何とか正常に戻せる(かもしれない)
復活の呪文を記そうと思います。
まず、DBConsole がまともに動いているかどうか確かめるには、
コマンドプロンプトから以下を叩きます。
>emctl status dbconsole
正常であれば、以下の様に出力されます。
Oracle Enterprise Manager 10g Database Control Release 10.1.0.2.0
Copyright (c) 1996, 2004 Oracle Corporation. All rights reserved.
http://hostname:5500/em/console/aboutApplication
Oracle Enterprise Manager 10g is running. ←※
-----------------------------------
Logs are generated in directory D:oracleproduct.1.0db_1/hostname_orcl/sysman/log
が、プロセスが起動していない場合、最終行(※)に
Oracle Enterprise Manager 10g is not running.
と出力されます。
起動していなかった場合、DBConsole を起動してみます。
コマンドは以下です。
>emctl start dbconsole
正常に起動する場合、以下の様に出力されます。
Oracle Enterprise Manager 10g Database Control Release 10.2.0.1.0
Copyright (c) 1996, 2005 Oracle Corporation. All rights reserved.
http://ホスト名:アドレス/em/console/aboutApplication
Starting Oracle Enterprise Manager 10g Database Control ...OracleDBConsoleorcl
サービスを開始します...................
OracleDBConsoleorcl サービスは正常に開始されました。
が、DBConsole の環境が狂っている場合、
サービスを開始します...................................................................................(延々終わらない…5分程度?)
OracleDBConsoleora101db サービスを開始できませんでした。
サービス固有のエラーが発生しました: 3
などと出力され、哀しい気分にさせられます。
上記のようになってしまうと、
OS の 管理ツール>サービス から OracleDBConsole を選んで起動しても、
延々「開始中」となるだけで、正常起動は望めない状態、
このままだと OS 起動時の負荷を上げ、エラーイベントを吐き出すのみという
単なるお荷物に成り下がります。
そこで、復活の呪文を試してみましょう。
コマンドプロンプトより、以下の様に入力します。
(リスナーが起動していること)
>set oracle_sid=XXXXX(SID)
>emca -deconfig dbcontrol db
(SIDを聞かれます→入力し、'y')
>emca -config dbcontrol db
(SID、リスナーのポート、SYSのパスワード等を聞かれます→入力し、'y')
暫くすれば、DBConsole は正常に起動する(している)筈です。
(emctl status dbconsole で見ると、deamon がどーとか出ますが、、、EM は使えます)
その後、
>emctl secure dbconsole
で DBConsole をセキュア化する等の再設定を行います。
(SYS と OS のパスワード、ホスト名等を聞かれます)
上記の、
emca -deconfig/-config dbcontrol db
のコマンドですが、DB Control の再構築を行うコマンド(らしい)です。
EM が使えなくて Oracle の再インストールを考えているなら、
上記の復活の呪文を試してみてもいいかもしれません。
猫目の場合、2台試して双方 DBConsole がまともに動く様になりました。
リポジトリの再構築(emca -config dbcontrol db -repos recreate)とかも
試してみたんですが、どうも DBControl だけの方が良いみたい。
なお、最後になりますが、呉々も自己責任でお願いします。
御利用は計画的に…。
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今日のエントリはある意味すごいかも。
…単に自分用のメモ、という話も(^-^;)。
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