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2024.11.25
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2006.07.30
何にもない部屋でこれを書いています。

先刻、クロネコさんに私物全て(9箱!)を引き渡し、
PCとスーツ1着、ジーパン1本、2日分の着替え、
鞄2つに時計と携帯、数箱の煙草以外は存在しない、
帯広に来た時そのままの状態です(…ゴミは除く)。

3月10日から単身帯広に住むこと4ヶ月半、
気温-2桁℃を初めて体験したり、
車が1日で雪山に変わる光景を見たり、
東京でも滅多にない名曲喫茶の珈琲を味わったり、
数年振りにチャリンコに乗ったり、
梅と桜が同時に咲く光景を見たり、
それはもう、関東では決して出来ない経験をすることが出来ました。

帯広の人は、基本的に外から来た人間に親切な人が多いですね。
排他的ではないと言うか、おおらかと言うか。
お店や道行く人に道を尋ねても、皆ニコニコして教えてくれる、そんな感じ。

足(=車)がなかったので、
そんなにあちこち行ったという印象はありませんが、
(あちこち行ける程の観光地が無いという話も…)
ひたすら平坦な道をチャリで駆け回ったのも良い思い出です。

何より、1時間を越える電車通勤がないのはこんなにも人間的なのかと、
つくづく感じた数ヶ月間でした。

最後の2ヶ月は土曜出社等、業務多忙で
それほど余裕があった訳でもありませんでしたが、
それでも身体的な負担は関東の比ではありませんでした。
ガリガリの身体にも少し肉が付いたような気がしてます。

明日からは札幌。
また別の生活が始まりますが、
今後、たとえ何処へ行ったとしても、
帯広で過ごしたこの4ヵ月半を決して忘れることはないでしょう。

周りにコンビニやファミレス、飲食店が何もなくても、
21時を過ぎると駅前すら人が全然歩いてなくても、
車が無いとそれこそ生活が極端に不便であっても、

「何にもない幸せ。」

そんな言葉が自然と思い出される街、
帯広が、私は大好きです。


帯広でお世話になった皆さん、
本当にどうもありがとうございました。

…いつかまた、来たいなぁ。

 2006.07.30 Sun. 猫目猫足
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