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2024.04.30
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2006.04.08
060408_1707やはり珈琲はブラックに限ります。

薔薇模様の器はROYAL ALBERT製。
茶房 ひろこーじ 琥珀にて。

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2006.03.26
買出しも兼ねて駅前に出掛けた日曜日、
珈琲飲みたいなー」などと考えつつ彷徨っていたら、
アーケード街に素敵な喫茶店を見つけましたので御報告。

そもそも珈琲が無いと死んでしまう猫目ですが、
スタバとかいう煙草も吸えない甘い牛乳割りを飲ませる店には一切興味はなく、
また、客が喧しい喫茶店や常時TVが点いている喫茶店なんてのも論外です。
…リーマンだらけで殺伐としたドトールは嫌いではありませんが(笑)。

私にとって喫茶店とは「珈琲を飲む」と言いつつ、
雰囲気を楽しむ空間な訳です。

今はなき新宿の「名曲喫茶スカラ座(1955~2002.12.31)」で待ち合わせをした折、
戸外の喧騒とは一線を画した、昭和から時の流れの止まった様な店内、
一冊の文庫本をいつまでも読み耽っていられる様な、
そんな雰囲気と苦い珈琲が、事の他お気に入りの時間でもありました。

そのスカラ座も店を閉め、最早雰囲気を楽しめる喫茶店なんてないと
諦めていた矢先、その店は唐突に目の前に現れました。

茶房 ひろこーじ 琥珀
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古き良き昭和の名残を色濃く残す、正統派名曲喫茶。
創業は昭和35(1960)年、何と私の生まれる前から在り続けた、
今年で46年にもなる老舗中の老舗です。
所在は広小路アーケードのちょうど真ん中辺です。

前置きが長くなりましたが、今日発見したこのお店、
余りにも雰囲気が良く、是非ともこのブログで紹介したいのでと、
お願いして店内の写真を撮らせて頂きました。

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明る過ぎない店内には落ち着いたクラシックが流れる。右手奥の席より。入って左手、アーケードを見下ろす窓際の席。琥珀自慢の焙煎室。焙煎は全てマスター手ずから行われる。その味を求め、道外からの客もいるのだとか。

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店の左奥から入り口・カウンターへのショット。テーブルは10卓くらい(?)。メニュー。創業 昭和35年(1960年)の文字がさりげなく、誇らしげに輝く。入り口レジ付近からカウンター周辺。当時のままに木目調で統一された店内。


「一時期は300軒以上喫茶店があったんだけどね。」
物腰同様、マスターの語り口はあくまでソフト。
「どんどん減っちゃって、何だか(ここだけ)残っちゃった(笑)。」

この店は「名曲喫茶」なのですか?の問いには、笑って
「クラシックばかりでも重くなっちゃうからね、映画音楽とかも掛けます。」
との返答が。なるほど、どこかで聴いたことがあると思った。

40年という重みを少しも感じさせない気さくな、
それでいて一言一言が懐深いマスターの言。
もう少しお話を聞いていたいと、そんな気にさせられました。

まさかこんな北の地でこんなお店に出会うとは、正直、驚きました。
珈琲1杯でこの贅沢な雰囲気が味わえるならお釣りが来そうです。

来週もまた、文庫本持参でストロングブレンドを飲みに行こうと思います。

新宿スカラ座も既になく、
鎌倉ミルクホールも半ば観光名所と化してしまった今、
このお店の在り様は貴重です。

帯広に立ち寄られた珈琲党には是非お奨めしたいお店です。
…首都圏からは、ちと遠いですが。

kohaku_01マスターの鈴木氏と看板ウエイトレスのさやか嬢。
気軽に撮影に応じて下さり、どうもありがとうございました。


茶房 ひろこーじ 琥珀 9:00~22:00
 帯広市西1条9丁目1番地サトービル2F (0155-24-0395)

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